今の住居で今期、管理組合の理事と安心安全委員会を担っています。
今回は、この場で自然災害罹災時の自主対応について案内させてください。
委員会では防犯や防災はもとより、
最近では主に南海トラフ地震等を想定した罹災時の対応策ついて
協議する機会が多くなっています。
そんな中で、私自身この委員会に参加しなければ知り得ることもなかったこと、
気付かされることが多く、皆さんにも再確認していただければと思います。
この住居はオール家電なので、
まず大地震に罹災の際、最も不便となり不安となるのが
電気・水道といったインフラです。
ここでは幸いにも停電が発生したとしても非常時のために簡易な発電機が用意されていますので
当然、各世帯への供給は無理ですが、罹災時に対策本部などを設けた際には
電灯やスマホ等の充電なら何ら問題は無いようです。
しかしながら生活用水については基本個々で対応することになります。
そこで防災グッズです。
その中でも絶対に必要なのが携帯トイレ・飲料水・非常食ですね。
優先準備トップは、【携帯トイレ】・・・
意外と見過ごしがちではないでしょうか?
これについて私は全然といって良いほど意識がありませんでした。
集合住宅の場合、罹災時は配管の異常による逆流が想定され、
水洗トイレの汚水・汚物が中下層階宅のトイレだけでなく
最悪キッチンや洗面台のシンクに逆流する可能性もあるとのことで
配管の異常確認が終えるまで自宅トイレの使用が出来ません。
自分宅の汚水でも困りますが他のお宅の汚水が自分宅、自分宅の汚水が他のお宅へ、
と自然災害以外の罹災に見舞われる(笑)ことになりますので
携帯トイレは必需準備品となります。
この問題については3月頃でしたか、
NHKの「あしたが変わるトリセツショー」でも「まさかの防災」というタイトルで放送され、
その中では集合住宅だけではなく戸建住宅にも起こる問題だと紹介されていました。
所によっては「マンホールトイレ」という敷地内や公道の「マンホール」を
トイレとして対応する準備もあるそうなので一応お伝えしておきます。
飲料水や非常食は管理組合や地域自治体等の応援もあるはずですが
十分では無いようですので個々でそれなりの準備が必要ですのでご承知くださいね。
そして、やっぱり心配になるのが防犯です。
罹災時に停電になると一階玄関のオートロックが機能しなくなることがあります。
住人や関係者以外の人の出入りが心配されますので
集合住宅の場合
一応は防災センターさんや居住者による管理組合のメンバーで役割分担をして
見回りするようになっているはずですがやはり自己防衛が一番です。
万が一の事態に備えての安否確認も含めて普段より
同階フロアーの住人同士での顔合わせが最良で最低限の対策と考えられてきます。
集合住宅によくある「あいさつ運動」・・・こういった目的もありますので皆さんご協力を。
また、集合住宅で行われる防災イベントについては
居住者の皆さんの自然災害や犯罪への意識を高められる啓発活動や
「安心・安全に暮らせ集合住宅」をテーマに準備していると思いますので
居住者の協力や多くの参加が好ましいと思います。
携帯トイレ・・・ドラッグストアやホームセンタ―等でいろいろな種類がありますよ。
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