たまたま今回の投稿の準備と、資産家夫妻の幼児虐殺事件と重なってしまいましたが・・・・・
以前にメンタルケアをさせていただいた女性のお嬢様で
生後1年3カ月の男の子を持つ20代後半のお母さん。
カウンセリングではなく、母親の紹介でセラピーを受けられたいとことで
セラピー後にカミングアウトされたのが育児放棄・・・・・
近所に住む自分の母親に預けっぱなしの様子で
「赤ちゃん」「子供」はカワイイけど、面倒をみるのは苦手・・・とのこと。
育児放棄は、親が子供の基本的なケアや育成の責任を果たさない状態を指していることなんですって
これは社会問題であり、子供たちの安全や発達に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
私自身には無かった意識や感情だったので、「育児放棄」に詳しい知人に聞いた
育児放棄の実態や事例、対策について整理しましたので説明します。
育児放棄の実態:
1.基本的なケアの不足
○ 食事、清潔、医療の提供など、基本的なケアが適切に行われないことがあります。
2.情緒的なサポートの不足
○ 子供たちが感情的なサポートや安心感を得られない状態が見られることがあります。
3.学習機会の制限
○ 教育や遊び、社会経験が不足し、子供の健全な発達に影響を与えることがあります。
事件となった事例:
1.身体的虐待
○ 育児放棄が身体的虐待に発展することがあり、これが事件として表面化することがあります。
2.餓死事件
○ 食事が不十分で栄養失調に陥り、餓死するといった極端なケースが報告されています。
3.社会的孤立
○ 親が社会から孤立し、子供が近隣の住民や学校との接触を失うことが事件につながることが
あります。
対策:
1.早期発見とサポート
子供の状態を早期に発見し、支援を提供するための仕組みを整えることが重要です。
保健師、教育機関、地域の支援組織などが連携して、早期サポートを行いるそうです。
2.家庭訪問プログラム
専門の職業者が家庭を訪問し、親子の関係や子供の状態を把握し
適切なサポートを提案するプログラムが有効です。
3.教育と啓発
育児に関する教育と啓発を行い、親が適切な育児スキルを身につけることを促進します。
4.保護者支援プログラム
親が抱える様々な問題に対処し、適切な支援を提供するプログラムを展開します。
経済的支援や精神的なサポートが含まれます。
5.法的手段
育児放棄が明白で、子供が危険に晒されている場合、法的手段を用いて介入し
子供の安全を確保する必要があります。
育児放棄は複雑な問題であり、対策は社会的な連携と専門的なサポートが組み合わさった
総合的なアプローチが求められます。
DINKs世代の私は、自分が父親になるまでは、子供と遊ぶイメージどころか
子供を持つ、抱くイメージすらありませんでしたが
30後半になって親になって、子供の成長と同時に自分の成長を感じ、楽しんできました。
「育児」って人間性の成長にもなったと思っています。
「共育」・・・子供を育てながら共に親としても人間としても育ててもらった感じです。
・・・育児って「楽しむのか?」「諦めるのか?」「放棄するのか?」・・・紙一重かもしれませんね。
今回のクライアントの場合は、「子供はカワイイけど、世話をするのが苦手」・・・・・
「ペットはカワイイけど世話ができない」のと一緒かも・・・・・
子を持つ、親になる、
責任や義務を放棄してしまう・・・・・
そんな彼女の中に潜んでいる意識や感情を引き出していくことで
これからも彼女が望む家庭生活や育児になっていくようにお世話が出来ればと思います。
コメント